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この記事で学ぶこと
Wordで縦書きの文書を作成した際、「数字や英字だけが横向きに倒れてしまって読みづらい」という経験はありませんか?俳句や案内状、賞状などで縦書きを使うとき、英数字が90度倒れていると見栄えが悪くなります。
この記事では、Wordの「縦中横(たてちゅうよこ)」機能を使って、縦書き文書の中で英数字だけを正しい向きに表示する方法を、ハヤト君とマナミ先輩・サメジマ先輩のやり取りを通して解説します。設定手順はもちろん、きれいに見せる文字数の目安、半角・全角の選び方、解除方法、つまずきやすいトラブルの対処までまとめました。読み終えるころには、案内状や賞状の数字でもう迷わなくなります。
登場人物紹介

ハヤト:社会人一年目。初めて一人暮らしに挑戦中。引越し先で一人暮らしベテランのサメジマと出会い、生活の知恵を色々と教わっている。

サメジマ:ハヤトと同じマンションに住む。一人暮らし歴は20年以上。一人暮らし知恵をハヤトにアドバイスしている。実は寂しがり屋で、ハヤトの世話を焼くのが密かに楽しみ。
プロローグ:はがきの宛名印刷、いつの間に完璧に!?

ハヤトくん、この取引先への挨拶はがき、縦書きで宛名と日付を入れて印刷しておいてくれる?……あ、でも縦書きって、数字が横に倒れちゃうのよね。そこは後で私が直すから——

あ、それなら、もう仕上げてあります。日付の「11月25日」も、ちゃんと縦書きの向きにそろえておきましたよ。

えっ……!? ほんとだ、数字がきれいに縦に収まってる……。ハヤトくん、いつの間にこんな高度なテクニック覚えたの!?

えへへ。実は先日、サメジマさんに教えてもらったんです。
入社したばかりのハヤトが、なぜ縦書きの英数字をこんなにきれいに扱えたのでしょうか。その秘密は、数日前にサメジマさんから教わった「縦中横(たてちゅうよこ)」という機能にありました。少し時間を巻き戻して、その日の出来事を振り返ってみましょう。
【回想】数日前——町内会の案内状で数字が倒れた

サメジマさん、町内会の縦書き案内状を作ってるんですが、日付の数字がカクッと横向きになっちゃって…。

ふむ、それは縦書きの宿命だな。日本語の縦書きでは、英数字は基本的に90度倒れた向きで表示される。

これじゃ「10月25日」が読みにくくて。何とかなりませんか?

Wordには「縦中横」という機能があってな、これを使えば数字だけ縦書きの中でまっすぐに表示できる。
縦中横(たてちゅうよこ)とは?
「縦中横」は、縦書き文書の中で、特定の文字(主に2〜3桁の英数字)を横並びのまま、行の中心に配置する機能です。
- 例:「令和8年10月25日」の「8」「10」「25」をそれぞれ縦中横に設定
- 見た目:縦書きの流れの中に、英数字部分だけが正しい向きで埋め込まれる
- 俳句、案内状、賞状、年賀状、和文書類で頻繁に使う機能
そもそも、なぜ縦書きだと英数字が倒れてしまうのでしょうか。日本語の縦書きでは、漢字やひらがなは1文字ずつ縦に積み重なります。一方、英数字は本来「横書き用の文字」なので、Wordは縦書きの中では英数字を90度回転させて並べてしまうのです。縦中横は、この英数字だけを「横向きのまま、行の中央にまとめて表示」してくれる機能。だから「10」や「25」が、倒れずに読みやすく収まるというわけです。
縦中横の設定手順
- 縦書きで文書を作成(「レイアウト」→「文字列の方向」→「縦書き」)
- 縦中横にしたい英数字(例:「25」)をドラッグして選択
- 「ホーム」タブ → 「段落」グループの右下のボタン → 「拡張書式」 → 「縦中横」を選択
- 「行の幅に合わせる」にチェックを入れる
- OKをクリックして完了

ポイントは「行の幅に合わせる」のチェックを入れること。これを入れないと、文字が大きくはみ出してしまうことがある。
使える文字数の目安
- 1〜2文字:自然に縦書きに溶け込む
- 3文字:少し詰まって見えるが、ギリギリOK
- 4文字以上:横長になりすぎて見栄えが悪い。文字を分割して縦中横を別々に適用するのがおすすめ
もう一つのコツは、数字は「半角」で入力しておくこと。全角の数字に縦中横をかけると横幅が広がりすぎてバランスが崩れがちです。「25」のような2桁は半角で入力してから縦中横をかけると、すっきりと収まります。
実用例:年月日の表記
縦書き案内状でよく使う「令和8年10月25日」を例にしましょう。
- 「8」を選択 → 縦中横
- 「10」を選択 → 縦中横
- 「25」を選択 → 縦中横
- 完成:「令和」「年」「月」「日」は通常の縦書き、「8」「10」「25」は縦中横で正しい向きに表示
英字(アルファベット)の縦中横
「No.」や「ID」など、2〜3文字程度のアルファベットも縦中横で見やすくできます。長い英単語(5文字以上)は、横書きにせざるを得ないことが多いので、文書全体のレイアウトを工夫しましょう。
縦中横をやめる方法
- 縦中横を適用した文字を選択
- 「拡張書式」→「縦中横」を再度開く
- 「縦中横の解除」をクリック
代替案:英字部分だけ別フォント
縦中横が使いづらいケース(例:URLなど長い英字を入れたい)では、その部分だけ別の行にして横書きで表示する、もしくは画像化するなどの工夫もアリです。
よくあるトラブルと対処法
- 縦中横にしたら文字が行からはみ出した:設定時に「行の幅に合わせる」のチェックが外れています。もう一度開いてチェックを入れましょう。
- 数字が横に広がりすぎる:全角数字が原因のことが多いです。半角に直してから縦中横をかけ直してみてください。
- 1文字だけ縦中横にしても意味がない?:1桁の数字(「8」など)は縦書きでもそのまま正しい向きなので、縦中横は不要です。2桁以上の英数字に使いましょう。
まとめ:和文書類の品質をワンランク上に

これで町内会の案内状もちゃんとした見た目になりますね!

社会人になると、賞状・案内状・お礼状など、縦書きの場面が意外と多い。縦中横を覚えておくと、いざというときに恥をかかずに済むぞ。
——と、ここまでが、ハヤトが縦中横を覚えた数日前の出来事。回想を終えて、話は冒頭のオフィスに戻ります。

へぇ……サメジマさん仕込みだったのね。その調子なら、そのうち結婚式の招待状だって任せられそうじゃない。……まあ、誰との結婚式かは、知らないけど。

え、急に何の話ですか!?
縦中横は、和文書類の見栄えを大きく左右する地味だけど大事な機能。年賀状・お礼状・冊子・パンフレットを作る機会があれば、ぜひ活用してみてください。
このサイトでは、一人暮らしに役立つ知識をハヤト君と一緒に学んでいきます。次回もお楽しみに!



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